2015年1月5日月曜日

2015年を迎えて

チョットしたことがあって更新を中断していたのですが、また始めます。

昨年は福島での支援活動が本格化し、仕事と支援活動の両立をすることで頭の中が整理できないことが多々ありました。

今年はもう少し肩の力を抜いて、「出来ることをやる」シンプルに活動しようと思います。


福島市のこひつじ幼稚園、米沢市の万世コミュニティーセンター。

昨年はこの二か所に支援で行った時の衝撃が重くて受け止めるのが大変でした。


被災者が支援している。

被災者が満足な支援を受けていない。


万世コミュニティセンターでは若いお母様数名のお話を聞くことができたのですが、
他の被災者との違いは、明確に生活に困窮していたことです。

元々住んでいたところは福島市。
丁度運悪くというか、ホットスポットにあたり小さなお子様を抱えている家庭では放射線を気にして米沢まで自力で避難されました。

母と子。

父は仕事の関係で福島市に残る。

二重生活は何かと精神的にも金銭的にも負担が大きいでしょう。

若いお母様方の共通の悩みは「脱毛」でした。

これは放射線の影響ではなく、精神的ストレスです。


温熱施術をわずかな時間ですが施させていただきました。

毎日でも来てほしい。
といわれても、「はい」とは言えず。。。


ほとんど支援活動を受けることなく、米沢に避難していることもあまり知られず、見捨てられたような心境をお持ちでした。


この件を含め、全てを受け止めることなんてわたしには到底無理です。

なので「出来ることをやる」心持ちで今年は活動していきたいと思います。



2014年3月19日水曜日

手当てについて考える

日頃は温熱治療器というハンディタイプの器械を使って施術しているのですが、
施術させていただいている常連さんの中で、器械を使わず手で撫でてほしいというリクエストをいただくことがあります。

特に高齢者の女性。

足の原因不明の痛みに悩んでいる方、ふくらはぎのむくみのひどい方。

大概、足へのリクエスト。

温熱器の熱や圧力が耐えられないくらいだったりするので、確かに撫でたほうがよさそうだなぁと思うこともあります。



で、「手当て療法」の定義とは。。。

「手当て療法」とは、体表に直接または間接(衣服などを隔てて)に手掌を当て、手掌より発するエネルギーと、手掌の温熱的刺激を利用して、人体自然の生理的作用を振起し、自然良能を高めて、生体の変調を整え、疾病治療に寄与する方法である。



足は大抵手より冷えていたりします。

「手掌の温熱的刺激」は少なくとも私の手でも役に立っているのかも。
エネルギーはどうかな^^;

今日も、来店されたお客様が眩暈がひどいということで、後頭部に手を数分当てたら治ったってΣ(・ω・ノ)ノ!

気の持ちようもあるけど、手の力ってすごいと改めて思った一日でした。

2014年3月12日水曜日

震災4年目

昨日は震災3年一色だった感じですが、昨年の2年を迎えたときは、まだ支援活動もしてないこともあり、全く印象に残っていない。

東北に関わっている人、いない人で昨日迎えた"3年"には、大きな温度差があるかもしれない。

と感じました。



自分はいま関東に住んでいますが、今後いつ避難者にわたしがなるか分からない。原発の問題はいつ解決できるか分からない。と思うと、体の続く限り東北支援、福島支援を続けたいと心から思います。

温度差があって然るべき。

熱のある人は熱冷ましに現地に行って欲しいな。


2014年3月8日土曜日

支援するシニア

今日は営業中に少し抜けて、有楽町線で月島まで行ってきました。

「がんばっぺ~中央・佃シニアサロン」という活動でのイベントに参加して、
被災避難者に温熱施術で支援してきました。

月島周辺の地元住民と、主に福島で被災して避難生活を送っている方々との交流イベントでした。

前回の様子↓
中央区内の被災避難者を支援するシニア会

子供たちの舞踊や、セルフ整体、お昼はみんなでもんじゃ焼き(ここは参加できず。。。)。


蹴っ飛ばし体操^^

温熱施術の体験は会場の時間都合上5分ずつくらいでしたが、みなさん一様に肩こりや腰痛があり、短時間でも楽になったと喜んでいただけたので、
再び機会があれば、もう少し時間をかけて施術して差し上げたいと思いました。

支援側の方々は"シニアの会”と銘打っている通り、70代80代の方も元気にサポートしてして、心打たれました。

本当にいい機会をいただきました。感謝感謝!


2014年3月6日木曜日

手当ての記憶

日ごろからお客様やセラピスト仲間から、本をいただいたり借りたりしておりますが、
紹介されないと絶対に読まないであろう本なんかと出合えるので、非常にありがたいと思っています。

そんな中、今回はどの書店でも平積みでよく売れているらしい、近藤誠氏の医者に殺されない47の心得をお借りしました。

100万部を超える売れ行きとのことで、すでに読まれた方も多いかもしれません。

内容は、近藤氏の得意な医者や医療を批判したものが中心ですが、後半暮らしの心得のなかで、
「手当て」でストレスを癒す という項目に目がとまりました。


 
 
これによると、1日20分、背中や手足を撫でるように触れることで、お互いの信頼を深め、ケアを受けていない方に比べ、暴言や暴力などの攻撃性が弱まるそうです。
 
 
いま、マッサージ店やセラピーを受けられるお店がどんどん増えてきていますが、不快な症状の改善目的よりも、触れられることによるストレス解消を目的として受けられる方も、「手当て」の効果からいらっしゃるのかもしれません。


2014年3月5日水曜日

もうすぐ3年になりますね

自分のお店からほど近いギャラリーで、東日本大震災で被災した相馬市での写真を中心とした写真展がありましたので、休憩時間に見てきました。

私も相馬市の隣である南相馬市へ支援に行っているのと、先日特別に入らせていただいた立入禁止区域内の浪江町での情景が重なり、深く衝撃を受けました。

佐藤様とも色々とお話しさせていただき、休憩時間に行ったのに時間オーバーで過ごしてしまいました。


映像と違った写真ならではの寂しさや被害の激しさが伝わってくる、32点の写真。

3/8(土)まで展示されておりますので、お茶の水までぜひ足を運んでいただきたいです。

佐藤一旭写真展

2014年3月3日月曜日

読み耽る日

今日は休暇どフリー故、いかに有意義に過ごそうかと思い、まずは散歩に。


茅ヶ崎海岸までの道のり、行きは雄三通り、帰りは一中通り。
おしゃれなカフェやショップが適度な感覚で並んでいるのを眺めるのは、大変参考になりました。

茅ヶ崎駅まで戻ってブックオフに。
毎度眺めても、さして変化はないのですが、何故か目ぼしい本が見つかってしまいます。


哲学者が書いた健康の秘訣の本「養生訓」。

だいぶ歩き疲れたので、ファストフード店に入って読み始めたら、いきなり飛び込む一文が…

「貧民は医なき故に死し、愚民は庸医(やぶ医者)にあやまられて死ぬるもの多し……あわれむべし」

今も昔も、同じような気がします。

やはり無知はダメですね。

生涯勉強ですゎ(⌒-⌒; )